アパタイトのお話し
五月病の憂鬱から脱出したいからか、最近よく「アパタイトが気になる!」と聞きます。だから今回はアパタイトのお話し。
(天然石はまだまだ分かっていない部分や様々な憶測もあります。さらに私の主観も入っています。徐々にまとめていこうと思っておりますので参考程度にお付き合い下さい。)
アパタイトはひとつの鉱物を指す言葉ではなく、鉱物グループの総称です。リン酸塩鉱物の一種で、火成岩・堆積岩・変成岩の副成分であり、非常に広く産出されます。色や結晶構成も様々で、含有される元素でグリーン・ブルー・パープル・レッド・イエロー・ピンク・無色などたくさんあります。一般的にはネオンブルーやグリーンがよく流通していますが、これも透明度が非常に高いものやキャッツアイが見られるものなど様々。宝石業界ではアスパラガスストーンやモロキサイトなどとも呼ばれることがあります。実は純粋なアパタイトは今のところ確認されていません。
アパタイトと聞くと歯磨き粉の成分を思い出しますが、これはハイドロオキシアパタイト(水酸燐灰石)です。骨や歯を形成する主成分と同一で、歯を傷つけにくい研磨剤として配合されています。
アパタイト:燐灰石(りんかいせき):apatite
モース硬度:5
石言葉:信頼・調和・魅力
アパタイトの名前はギリシャ語の惑わす・騙すという”apate”から由来されます。産出される時に様々な形や状態ででてくるので、ほかの鉱物と間違えることが多々あった為だといわれています。内なる不安や怒りなどのネガティブな感情を取り、前向きな姿勢へと変化させてくれるとされます。グリーンやブルー系のアパタイトは心に癒しをもたらし、穏やかな気持にさせてくれるといわれます。
アパタイトは比較的柔らかく、靭性(衝撃にどの程度耐えることができるかの数値。割れやカケに対しての耐久性。ルビーや翡翠は8あります。)も3.5と低い石です。硬い石などと一緒に着けていると擦れて摩耗してきます。また、紫外線に長時間当てると退色しやすい石ですので太陽光の当たらない所での保管をおすすめします。
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